東町温泉を後にし、別府湾に沿って、海岸線を市街地方面へと歩きます。次に訪れる日の出温泉は、『別府八湯温泉本』で「日の出が拝めそうな海に近い湯」と紹介されているので、海沿いを歩きました。昭和のブルースがいかにも似合いそうな浜脇漁港(浜脇港)、朝見川の河口に架かる藤助橋を通り過ぎ、今度は浜町のラブホテル街に突入。…日の出温泉は見えてきません。20分ほど歩いて、やっと見つけました。別府の大動脈、国道10号線沿いの、かなり分かりやすい場所にありました。まさに灯台下暗し。
2007.9.16 16:30 (別府八湯温泉道 44湯目)日の出温泉に到着
番台の、かなりお年を召された"おじょうさん"に100円を払い、別府八湯温泉道のスタンプを「スパポート」に押してもらいました。 「それで、よろしければこちらにも」 と私が"おじょうさん"に差し出すのは、市販の単語カード。こちらにもスタンプを押して集めているのです。「スパポートを持った人は今までもいたけど、これは初めて」といった感じで予定調和が崩れ、"おじょうさん"はにっこりと笑い、「はい、はい」とスタンプを押してくださいました。単語カードは別府の湯めぐりで、ちょっとしたコミュニケーションツールとして大活躍。高級ホテルのフロントさんにも、共同温泉の番台さんにも、旅館の女将さんにも、スパポートに単語カードで鬼に金棒です(私の思い込み?)。
日の出温泉は、外装もさることながら中もひなびた雰囲気で、昭和のドラマに出てくる銭湯のようです。脱衣所の棚も、洗い場も、年季が入った感じ。ただ、壁だけは最近塗り替えられたと思われ、平成の雰囲気を醸し出していました。浴場には先客が一人。広い洗い場で、なぜか腕立て伏せらしき運動をしておりました。
16:34 入湯
浴槽は二つに仕切られており、おそらく熱めのお湯とぬるめのお湯に分けていると思うのですが、どちらも少し熱めでした。この温泉のお湯は、建物の雰囲気とは対照的にものすごく澄んでおり、旅館の一番風呂並みに透き通っていました。
16:45 日の出温泉を出発
前の温泉:東町温泉 次の温泉:住吉温泉 別府八湯温泉道 名人まで:44湯 六段まで:4湯
||別府八湯
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