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父が運転する車で、観海寺温泉の高台へと上がっていきます。左手には別府の夜景が!! これから向かう棚湯からの夜景にも期待が高まります。程なく、スギノイパレスに到着。父と母を車に残し、自分だけ2000円のぜいたく。ああ、実に親不孝というか恩知らずというか罰当たりというか。
2007.9.16 20:15 (別府八湯温泉道 49湯目)スギノイパレス棚湯に到着
観海寺温泉といえば、まず杉乃井でしょう。広大な敷地にホテル、劇場、ボウリング場にプール(アクアビート)と、あらゆる娯楽をかき集めた空間が高台に広がっています。その中でもスギノイパレスはひときわ広く、温泉と劇場が一体となった施設です。入場料2000円を払い、靴をコインロッカー(100円)に入れていざ参上!!
エスカレーターを上がり、棚湯へ。入浴客が多いため、脱衣所は広く、おびただしい数のロッカーが並んでいます。家族旅行で杉乃井ホテルに宿泊している観光客の方が多いのでしょうか、お子さんが多かったです。
20:25 入湯
入浴客は40~50名はいたでしょうか。棚湯は5段に分かれており、それぞれが相当広いため、人の多さは気になりません。とにかく夜景が美しいを通り越して"凄まじい"です。確かに、東京の都心の夜景などに比べれば、光量は遠く及びませんが、鶴見岳の方から海へとなだらかに広がる住宅街の灯り、別府市街地の夜景(別府タワーが目立つ)、宵闇にうっすら見える高崎山の山影、そして大分市方面の遠景と、そこに広がる夜景はいかにも「別府の夜景」で実に凄まじかったです(…そのまんまですみません)。
この棚湯、かつては「夢の温泉」という屋内型の大浴場でした。すぐ近くには「花の温泉」という大浴場もありました。私が高校受験の直前に、ご近所の方がスギノイパレスの割引券を下さったおかげで、「花の温泉」に行った記憶があります。ど真ん中にどでかいお釈迦様があり(インターネットで調べたところ、聖母マリア像もあったらしい)、スゴい所に来てしまったな…という感じでした。スギノイパレスの入場料が昔も2000円だったかどうかは覚えていませんが、別府の廉価な共同浴場(私の行きつけの銭湯は30円でした)に慣れている中学生には破格の値段であり、割引券でもなければ入れない場所だった覚えはあります。その温泉があまりにもありがたく、「高校受かりますように」とか二次方程式の解の公式とかを頭の中でつぶやきつつ、10分ほどはお湯に浸かっていたでしょうか。
昔のことを思い出しつつ、夜景を見ていたその時、子供の声が。 「あ、はなびや」 高崎山のふもと-西大分でしょうか?-で花火が上がっています。入浴客を癒すように遠くで静かに上がり続ける初秋の花火を見送りつつ、棚湯を後にしました。
せっかくスギノイパレスに来たからには、芝居も見て帰らなきゃ… と大劇場に足を運ぶと、おっ、やってます、盛り上がってます。この日は大衆演劇の橘菊太郎一座のステージです。母が好きな橘大五郎さん(訪問時、まだ20歳!! 私より4歳年下なのですが、かなり大人っぽく見えます)も華麗に踊っていました。湯上がりに、思わず、ゆっくりとお芝居を楽しんでしまいました。上演後は、一座が舞台袖で観客にあいさつ。いやぁ、ここに母を連れて来たかった…
と思いつつ、棚湯とお芝居の余韻に浸ろうとしたのですが、そう言えば、両親を車に待たせたままでした!! 急いで階段を下ります。すると、有料ゾーンの手前まで母が来ていました。20歳で大活躍する大衆演劇スターとは対照的に、私は24歳にもなって母を待たせて心配をかけてしまいました。広々とした売店で、母と、私が東京へ持って帰るお土産(ざびえる&湯布院レアチーズケーキ)を買ったのでした。
21:05 スギノイパレス棚湯を出発
車に戻った時、父の機嫌が悪かったのは言うまでもありません。棚湯を出る頃から降り始め、激しくなっていく雨の中、3日目の湯めぐりはこれにて終了。
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||別府八湯
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