別府インターのすぐ近くにある温泉ホテル、さわやか別府の里。屋上に、白地に緑字の看板があり、ホテルというよりは医療施設や老人ホームを想わせるのですが、それもそのはず。一部の客室は長期滞在もでき、ホテルでありながら老人ホームでもあります。
2階にある大浴場へ。引き戸のバリアフリー設計です。洗面所にフロント直通の電話がついているなど、介護を意識している一方で、カギ付きロッカーがあったりと、ホテルの大浴場の雰囲気も漂います。
浴場の中は、というと、広いシンプルな浴槽がある一方で小さなサウナもあったり、あらゆるニーズに応えています。さらには露天風呂まで。露天風呂の浴槽は深めの白タイル造りで、風情というよりは機能性重視といった感じです。露天風呂からは駐車場が見えるのですが、おっと、車に乗っている”おじょうさん”と目が合ってしまいました。湯は透明ですが少しつるつるします。
湯上がり、大浴場の隣にある休憩所をのぞいてみると、本棚にたくさんの児童書が並んでいました。おじいさん、おばあさんがお孫さんに本を読んで聞かせたり…なんて情景が思い浮かびますね。そして近くでは卓球を楽しんでいる宿泊客が。「老人ホーム」というと、少し閉ざされたイメージがあったりするのですが、ここは遠方からの宿泊客などさまざまな人がひっきりなしに訪れ、とってもハートフルで開いた雰囲気でした。
||別府八湯
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