国道500号(九州横断道路)沿いにある夢たまて筥。「ゆめたま」と略す人も多いです。隣にあるホテル風月 HAMMONDの外湯ですが、宿泊客以外の立ち寄り湯も可能です。
この温泉の売りは、なんといっても手軽さと充実した設備。大人一人500円のワンコインで入れて(訪問当時)、浴場内にはサウナ、寝湯、バイブラバス、露天風呂などなど設備が充実。サウナと寝湯にはテレビもあります(首都圏では珍しくないのですが、別府ではテレビ付きの温泉はまだまだ少ないですね)。食事処まであり、湯上がりに地獄蒸し料理を食べるもよし、休憩するもよしで至れり尽くせりです。実家から比較的近いこともあり、個人的には東京から実家に帰るたびに訪れる温泉です。
充実した設備の中でも特に目を引くのが、露天風呂に併設の箱蒸風呂と鋼玉浴ですね。まずは箱蒸風呂へ。その名の通り、木箱から首だけ出して入る一人用の蒸し風呂です。本格的な蒸し湯に比べて、好きな時に出入りできるので実に手軽。一方、鋼玉浴はいわゆる岩盤浴で、鋼玉石という硬度9のかなり硬い石の上に寝そべった状態で温泉に浸かれるものです。石が硬くすべすべしていて落ち着きます。(露天なので冬は少し寒いかもしれません。)
湯上がり、「湯けむり茶屋」という食事処でしばし休憩。地獄蒸し料理を食べたりできるのですが、個人的には自動販売機で買ったアイスクリームをここで食べるのが好きですね。
この温泉をレストランにたとえると、和食チェーン店といった感じです。栄養のバランスがとれた焼魚定食が食べられるお店、といった感じですね。別府には共同湯が多いですが、たとえると個人経営の食堂といった感じで、常連客以外にはちょっと敷居が高いかもしれません。あるいは泉質にこだわった温泉も多いですが、たとえると高級料亭といった感じで、たまに行くには良いなぁ…と思います。その点、ここは気軽にさまざまな設備を楽しめます。個人的には何でも手軽なのが好きなので、よく行く温泉はこういうところがいいですね。(普段東京にいると、何でも手軽なものに慣れてしまうようで…)
||別府八湯
|