別府の地獄めぐりと言えば、鉄輪になる海地獄が有名ですが、柴石エリアにも血の池地獄、龍巻地獄という2ヶ所の地獄があります。血の池地獄には足湯まであり、地獄の赤いお湯を引いているのだそうです。ちょっと足湯を体験してみましょう。
「マル血」と書かれたおどろおどろしい建物の中に入ると、お土産売り場ゾーンが続きます。そしてその向こうに、赤い血の池地獄が。泉温78℃、pHおよそ2.6。スーパーで売られている食酢よりも強い酸性度です。赤みの正体は酸化鉄や酸化マグネシウムなど。鉄の赤さびと同じ、と書けば分かりやすいでしょうか。
そんな赤い池の横に、足湯がありました。たくさんの人が足湯を体験しています。日曜日と重なり、関西から来たと思われる家族連れや、地元のカップルで賑わっていましたよ。
ズボンをまくり、赤い湯に足を浸します。この足湯、海地獄の透明な足湯と違い、地獄の色がそのまま出ているので、「ああ、血の池地獄と同じお湯に足を浸したんだ」というのをはっきりと実感できます。お湯は地獄と違いぬるく、心地よいのですが、トマトジュースというかトマトピューレのように褐色を帯びた赤で、まるで自分の足がナポリタンになってしまいそうな感じでした。そういえば、別府は「東洋のナポリ」でしたね(こう書くと、鹿児島などの人に「うちが本家です!!」と言われそうですけれども)。
足湯には若い女性も何人かいて、服が汚れないか、スカートがめくれないか、等々心配しているようで、少し恥じらい気味に足湯を体験しておりました。別府の足湯を体験する際は、女性の方はスカート以外がおすすめです。
別府八湯温泉道のスタンプは、お土産売り場の中に設置してありました。
||別府八湯
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