明礬のバス停から坂を歩くこと1分、ありました、「湯屋えびす」。こちらは温泉旅館ゑびすやの温泉で、露天風呂や家族風呂も充実しています。3階建てで設備がたくさんあるのですが、バンダナを巻いた男性の方が丁寧に案内してくださいました。大浴場は1階・2階にあり男女日替わりとのことで、この日は1階の「風と歩く石畳」に行ってきました。(ちなみに2階は「石の小道と癒しの洞窟」。)いいですね、何か映画のタイトルのようです。暖かい照明、趣のある土壁。内装が全体的に落ち着いているのもいいですね。
露天の浴場内に入ると、そこはさながら、温泉の和風フルコースです。まずは前菜、「足つぼの川」へ。ひんやり痛く気持ちいいです。続いてメインディッシュ、「月夜のうさぎと岩風呂」。白い硫黄泉で、とても癒されます。その名の通り石でできた親子のうさぎの彫刻があったり、建物が黒を基調とした古民家風だったりと、細かいところまでさり気なく凝っているのが面白いですね。「風と歩く露天風呂」は野趣あふれる露天風呂。こちらも白い硫黄泉ですが、小川のせせらぎの中に白い温泉が湧いているような、自然と一体になった感じがします。「香りの湯らり」は炭酸泉のジャグジー。そういえば、塩素のにおいがしないジャグジーに入ったのは久しぶりです。明礬はいろいろな泉質の天然温泉を楽しめるのも魅力ですね。他に陶器風呂や箱蒸風呂もあり、全体に自然をふんだんに生かした癒しの空間です。…平日の昼間にこんなところにいてすみません(それでも浴場に3~4人いたので、休日は入浴客でにぎわうことでしょう)。
白い温泉の効能でしょうか、湯上がりもポカポカです。ふとロッカーの鍵を見ると、硫黄泉なので真っ黒でした。3階の展望ルームから明礬のアーチ橋など風景を眺めるのも良いですね。
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