国道500号を山手へと進むと、明礬の信号を少し過ぎたあたりに、田舎の風情漂う目立つ白い建物があります。それが「明礬 湯の里」。昼間はドライブインとしてもにぎわいます。「湯の里」というぐらいですから、温泉も素晴らしく、湯の花小屋を再現した家族風呂に大露天岩風呂と、充実しています。家族風呂は少しお高めで、そもそも私は一人で湯めぐりしているので、雨が激しくなる中、大露天岩風呂へ行ってきました。
メインの建物から山手へと300mほど歩いたところに、露天風呂の受付がありました。門をくぐると、すぐ脱衣所。コインロッカーがあるのですが、それにしても人が多い!! 大雨なのに入浴客が半端じゃなく多いです。
待っていました露天風呂!! 話には聞いていたのですが、明礬温泉らしく湯が真っ白!! 硫黄の香りがプンプン。岩風呂の中には15人ほどいたでしょうか。なぜか男湯なのに小さな女の子がいましたが、湯の白さに守られておりました。 「おい、雨が降ってるから湯のなかに浸かっちょきよ」 地元の方がお子さんに声をかけていました。決して「風呂から上がりよ」ではありません。雨が降っていても、誰も上がる気配なし。私も、雨粒の波紋がそこかしこに浮かぶ中、白いお湯をひたすらあったかく堪能いたしました。
露天風呂の隣には、小さな内湯が。こちらは人が少なく、学生さんと思われる2人組が、何やらいかにも青春だなといった感じで語らいを深めておりました。
||別府八湯
|