渋の湯は、以前は熱の湯同様、別府市営の無料で入れる温泉でした。現在は"民営化"され、地域の住民は無料で、それ以外の方はコインロッカー料金の100円で入れる温泉となりました。インターネット上の記事を見ていますと、有料化されてから、温泉の質が向上したのだそうです。それでは、中に入ってみましょうか。
入口の、別府八湯温泉道スタンプの横には、アンケート用紙がありました。お客様の声に謙虚に耳を傾ける姿勢がすばらしい…などと書くと大げさですけれども、お湯の質の向上に一役買っているかもしれません。
広い浴槽に入ります。お湯は温度といい、泉質といい、至って普通。平凡という意味ではありません。その普通さが"素晴らしい"のです。浴槽の奥には、なぜか竹垣のようなものがありました。なんでも、「竹製温泉冷却装置」だそうで、この装置のおかげで、加水を最小限に抑えた泉質を適温で楽しめるのだそうです。脱衣所から浴室まで段差がなく、身体の不自由な方でも温泉に入りやすかったりと、あらゆる所に工夫が凝らされています。
||別府八湯
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