観海寺橋を渡ってしばらく坂を上がると、ありました。「宿」という名前なので小ぢんまりとした温泉旅館をイメージしていたのですが、6階建てで思ったより大きな建物です。それもそのはず、ここは元々「別府観海荘」というホテルで、リニューアルオープンしたのです。入口の横に足湯があり、別府湾を一望できるなかなかの眺めですよ。
中に入ると、フロントにはいかにも好青年という感じの方が。 「大浴場と露天風呂がございますが、本日、露天風呂でよろしいでしょうか?」 もちろんでございます、ここは風情のある露天風呂を楽しまんとですね。外が寒いのなんて気になりません。
で、この露天風呂が男女別なのですが、訪れたのが昼の3時頃で空いている時間帯だったので、男湯は貸切状態でした。「美湯の宿」の名の通り、湯は透明で美しく、少し飲んでみたのですが味もクセがありません。眺望は…というと、裏手は山になっており、野鳥のさえずりが聞こえたりと自然豊か。反対側は、200mほど離れたところに高層マンションがあったりするのですが、すだれがかかっているので問題なしです。
ここは元々がホテルなので、設備が充実しています。露天風呂から出ると、そこには宴会場と土産売り場が。売り場の広さに比べて帽子やバッグをたくさん売っていたのが印象的でした。先ほどの好青年は、団体さんを迎えにでしょうか、寒い中、外に出ていました。別府では、今日もたくさんの笑顔が(もう自分より若い人もかなり多くなってきました)、そしてたくさんの湯が、お客さんを迎えています。
||別府八湯
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