さすがJRということで、お役所というかオフィスのような雰囲気が漂うべっぷ荘。中に入ってみると、少し高級なお宿といった趣です。フロントでは若い"本物の"おじょうさんが応対してくださいました(あえて「本物の」と書いた理由は、『別府八湯百点満点!!』の他ページから推して知るべし)。
長い廊下を歩き、浴場へ。昼の12時過ぎで、まだ浴場が開いたばかりであり、宿泊客もいない時間帯ということで、広い温泉になんと私一人で入浴。どうやら一番風呂のようです。これは何とも贅沢!! 大分なまりっぽく"じぇいたく"と言っておきましょうか。
まずは広々とした内湯に入湯。長方形の浴槽の中央には仕切りがあり、これを境にあつめ/ぬるめと分かれているのですが、どちらもかなりぬるめです。そのまま20分は浸かれそうなぬるさです。あーゆったりとした気分になります。母胎の羊水を想わせるゆったり感です。
続いて、露天風呂へ。石造りの露天風呂からは、かすかな湯の香りと石の香りがします。こちらも相当ぬるい!! 雨上がりの空、晴れ間も見えてきました。雲が流れていきます… 目の前の石を小さな蜘蛛が通って行きました。別府の市街地にありながら野趣あふれる温泉です。
||別府八湯
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