観海寺温泉といえば、まず杉乃井でしょう。広大な敷地にホテル、劇場、ボウリング場にプール(アクアビート)と、あらゆる娯楽をかき集めた空間が高台に広がっています。その中でもスギノイパレスはひときわ広く、温泉と劇場が一体となった施設です。入場料2000円を払い、靴をコインロッカー(100円)に入れていざ参上!!
エスカレーターを上がり、棚湯へ。入浴客が多いため、脱衣所は広く、おびただしい数のロッカーが並んでいます。家族旅行で杉乃井ホテルに宿泊している観光客の方が多いのでしょうか、お子さんが多かったです。
入浴客は40~50名はいたでしょうか。棚湯は5段に分かれており、それぞれが相当広いため、人の多さは気になりません。とにかく夜景が美しいを通り越して"凄まじい"です。確かに、東京の都心の夜景などに比べれば、光量は遠く及びませんが、鶴見岳の方から海へとなだらかに広がる住宅街の灯り、別府市街地の夜景(別府タワーが目立つ)、宵闇にうっすら見える高崎山の山影、そして大分市方面の遠景と、そこに広がる夜景はいかにも「別府の夜景」で実に凄まじかったです(…そのまんまですみません)。
昔のことを思い出しつつ、夜景を見ていたその時、子供の声が。 「あ、はなびや」 高崎山のふもと-西大分でしょうか?-で花火が上がっています。入浴客を癒すように遠くで静かに上がり続ける初秋の花火を見送りつつ、棚湯を後にしました。
せっかくスギノイパレスに来たからには、芝居も見て帰らなきゃ… と大劇場に足を運ぶと、おっ、やってます、盛り上がってます。この日は大衆演劇の橘菊太郎一座のステージです。母が好きな橘大五郎さん(訪問時、まだ20歳!! 私より4歳年下なのですが、かなり大人っぽく見えます)も華麗に踊っていました。湯上がりに、思わず、ゆっくりとお芝居を楽しんでしまいました。上演後は、一座が舞台袖で観客にあいさつ。いやぁ、ここに母を連れて来たかった…
||別府八湯
|