駐車場に県外ナンバーの車が多いところからも、観光客からの人気の高さが見て取れるひょうたん温泉。私の記憶が確かならば、以前、別府市民向けのアンケートで好きな温泉第1位に輝いた、市民からも人気の高い温泉です。
暖簾をくぐると、まず靴をロッカーに入れ、下駄に履き替えます。中庭のような場所があり、記念撮影を楽しんだり、休憩したりする観光客の姿が見られました。今回は行かなかったのですが、中庭には砂湯が隣接しており、こちらはなんと混浴。もちろん浴衣を着るのですが、カップルできっと思い出に残る体験ができることでしょう…。中庭には、ひょうたん温泉の湯が飲める場所があります。その名も「縁起の湯」。なんでも、お湯を飲むと、8のつく日に縁起の良いことが起きるのだとか。さすがは別府八湯、「8」という数字にとことんこだわります。そういえば、ひょうたんって数字の「8」っぽいですしね。実際に飲んでみたんですが、食塩泉ということで確かに少し塩味がしました。
服をロッカーに入れ、鍵をかけて入湯。まずは名物「瀧湯」。打たせ湯は生まれて初めてなのですが、思ったより迫力がありますね。修行僧の気分で、3分間、少しぬるめのお湯に打たれました。
続いてはむし湯。高温と低温があり、メガネをかけた私は無難に低温の方へ。むし湯といっても、「鉄輪むし湯」のような昔ながらの蒸し風呂ではなく、普通のサウナです。しかし、その蒸気は普通じゃない。室内真っ白、視界ほぼゼロ。こりゃあ尋常じゃありません。
「ひょうたん温泉」の名にちなんで、ひょうたんの形をした浴槽もありました。湯口もひょうたんの形になっている念の入れよう。そして最後は岩風呂。こちらは普通だったかな、と思います。広い浴場-2、30人はいたでしょうか-にさまざまなタイプの温泉がちりばめられていて、あと2時間はいたかったんですけども(砂湯が混浴というのも魅力的だし…)、温泉道の湯めぐりの身ではそういうわけにもいかず、早めに次の温泉へ。
||別府八湯
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