山に囲まれた明礬温泉の中でも割と市街地寄りにある照湯温泉。地元の方からは「てる"の"ゆ」とも呼ばれています。まだ真新しい木造の建物の中に入ると、温泉の入口が2つ。「殿湯」と「姫湯」に分かれておりました。間違えやすいのですが、「殿湯」が男湯、「姫湯」が女湯…という意味ではございません。かつての森藩(現在の大分県玖珠町などを領地としていた)のお殿様が使っていた浴槽を利用しているのが「殿湯」、そうでないのが「姫湯」です。この2つで男湯と女湯は日替わりなのだとか。私(男性)が訪れた日、男湯は「姫湯」でした。…お殿様気分はまた別の機会に味わうことにいたしましょう。
浴場の天井が異常に高く、木目模様に癒されます。湯元からは、やや熱めの、ほのかに白いお湯がとうとうと流れてきます。そこかしこに漂う、これまたほのかな硫黄の香り。明礬と麓の住宅街の中間の泉質と書けばよいでしょうか、明礬の他の温泉のように濃い白色ではなく、それでいて透明でもない"微妙な"泉質。もちろん「"微妙な"」は"いい意味で"使ってます。この泉質、"やばい"です。もちろん"いい意味で"使ってます。…良識ある方からは誤解を招きそうな若者言葉を濫発してしまいました。ともかく、この照湯温泉、ああ、ここは湯の街別府なんだ~…と実感できる温泉の一つです。
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