九州横断道路沿いに建つ旅館、豊山荘。別府八湯温泉道では鉄輪温泉に分類されていますが、近くの神丘温泉、丘の湯と同様に、明礬温泉と鉄輪温泉を足して2で割ったような場所、泉質です。扉を開けると、受付のものすごく若い、素朴な娘さんが迎えてくれました。おそらく、まだ20歳になっていないはず。ああ、テンションが上がりますね。旅館の中では、そういう娘さんが3~4人くらい働いていました。正月休みのアルバイトなのか、ずっと住み込みで働いているのか、そこは私には知る由もありませんが、皆さん良い雰囲気でした。「別府八湯温泉道」のスタンプを押すと、年増の(失礼)女将さんが「今日(別府八湯温泉道で温泉めぐりをする人は)3人目ですよ」と教えてくれました。このイベントを発案された斉藤さんは偉大だと思います。温泉に浸かる人、入湯記をブログに書く人、誰もが楽しみながら別府に貢献する(と書くとカタいんですけど)システムを作ったわけですから。
離れの大浴場、ユズがたくさん浮かんだ、ほのかに白い温泉に浸かります。これが熱い!!!! 入れない!!!! 共同浴場だったらまだ分かるのですが、旅館でこんなに熱いのは経験したことがありません。先客が一人いて、前に入っていたお客さんがお湯を出しっぱなしだった旨、私に教えてくれました。ああ、いくら浴場の雰囲気が良くても、娘さんが可愛くても、マナーの悪いお客さんがいると台無しになってしまうのか…。私も気をつけます。
水を足してちょうど良い湯加減にすると、これがいい温泉なんですよ。窓からの木漏れ日、採光も最高で(微妙な駄洒落ですね)、娘さんを想わせる柑橘の香りとともに昼下がりのひとときを楽しみました。
||別府八湯
|