夢ホテルかくすい苑

　看板に「美術の館　夢ホテルかくすい苑」と書かれています。何故「美術の館」？　と思いつつ中へ入って納得。近世ヨーロッパの雰囲気が漂います。フロントの女性の方はもちろん洋装。大企業の社長夫人といった感じのいでたちです。湯めぐりの私に対しても親切に応対してくださって、スパポートと単語カードの両方にスタンプを押してくださいました。

　かくすい苑のWebサイトを見る限り、客室内は高級和風旅館の王道といった感じなのですが、6階の大浴場はとにかく個性的。まず脱衣場にどーんと置物が。他にも美術品多数。アンティーク好きにはたまらないでしょうね。続いて、展望露天風呂へ。露天風呂というと和風な感じがするものですが、ここの露天風呂は洋風、しかも大理石風呂!!　マリー=アントワネットがそこら辺を歩いていてもおかしくないような洋風庭園風の空間の中に、大理石のお風呂が輝いています。さあ、早速浸かってみますか。

　すごい。わたくしいい気分、いい身分♪　男でも優雅な気分が味わえるのですが、女性ならばお姫様気分というか女王様気分になれること間違いなし!!　特に女性におすすめの露天風呂です。続いて内湯に入ります。こちらは基本的に和風なのですが、ところどころ、異文化交流とばかりに洋風の置物があったり、ステンドグラスがはめ込まれたりしていて面白いです。「かくすい苑」は漢字で書くと「鶴水苑」であり、鶴の置物もありました。内湯に隣接する檜風呂も素晴らしい。3つの異なるタイプの温泉に入り、大げさに書いてしまうと「15分間世界一周」が体験できました。

　この温泉、20:30から21:00の間に男女の入れ替えを行うので、入浴の時間帯には注意が必要です。