国道500号、明礬のカーブの山手に、「旅館みどり荘 入浴休憩」と書かれた看板が見えます。旅館というよりは普通の民家のような雰囲気の建物です。中に入ってみますと、やはり田舎の普通の民家のようです。私の母の実家が日田(大分県西部)の山奥にあるのですが、そこを彷彿とさせます。
温泉は建物の奥にあり、内湯が3つ、露天風呂が3つです。「浴室 No.1」「浴室 No.2」「浴室 No.3」と書かれた内湯の無機質な扉、その向こうには温かなやすらぎが待っています。私は、ちょうど空いていた「浴室 No.1」に入ることにしました。扉の内側には、金具でできた簡素なカギがありました。
とにかく、ここの温泉は真っ白です。よく見ると、白いものの正体は無数の粉雪のような硫黄のコロイドだとわかります。色だけで言えば、カルピスウォーターの中に浸かるようなイメージです。しかしお湯が熱い!! 水で薄めるのはもったいなく思われ、熱いままの温泉を楽しみました。小さな浴槽の縁には、白い粉がびっしりと付着していました。ああ、体に効きそうです。
||別府八湯
|